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残酷なる拷問器具 ファラリスの雄牛

古代ギリシャのシチリア島。かつてこの島に世界最古の処刑器具があったと記録されている。
処刑器具の名は「ファラリスの雄牛」。シチリア島の僭主であったファラリスに現状された歴史上、もっとも残虐極まりない処刑器具である。
古代ギリシャ人にとって、雄牛は絶対的な力の象徴であった。その姿を模したファラリスの雄牛は、まさに支配者ファラリスを体現しているかのごとく悪意に満ち溢れていたに違いない。
仕組みは簡単である。真鍮でできた雄牛の体内は空洞となっており、背中の入り口から犠牲者を中へと入れる。そして扉が閉まったら最後、その犠牲者は地獄を味わうこととなる。雄牛は処刑器具であると同時に拷問器具でもあった。雄牛の腹部を火で炙ると中は高温に熱せられ、さながらオーブンのような状態となる。犠牲者はあまりの熱気に悶え苦しみ、絶叫を放つ。雄牛の頭部は複雑な作りの真鍮の管が仕込まれており、犠牲者の絶叫が、内部に取り付けられているわずかな通気口からこだまし、さながら雄牛の叫び声のように聞こえる仕組みとなっていた。
この雄牛を作成し、ファラリスに献上したのはペリロスという者であった。ペリロスがどのような心境でこの拷問器具を作成したかは定かではない。しかし、ペリロスは嬉々としてこの拷問器具の作成に取り組んだはずだ。でなければ、このような残忍な道具を作ることなどできないはすだ。
ペリロスは得意気で雄牛を献上しただろう。褒められることを予想して。
するとファラリスは彼に対し、「中に入ってみろ」と命じた。ペリロスはファラリスの残酷な真意を見抜くことができず、深く考えずに命令を実行した。そしてペリロスが雄牛の中に入ると、鍵がかけられ、火がくべられた。雄牛の中でのたうちまわるペリロス。響きわたる苦悶の絶叫。助けを求め叫ぶペリロスの声は、彼の設計通り、真鍮の管を通って雄牛の叫び声となって響きわたった。哀れなペリロスは、こうして雄牛の犠牲者の一人目となった。
だが、運命とは残酷である。
時が流れ、残虐な僭主として振る舞っていたファラリスも、やがて地位を奪われ、命をも奪われる時がやってきた。その時、ファラリスの命を奪ったのがこの雄牛である。ファラリスは雄牛の中に無理矢理入れられ、焼き殺された。彼がいったいどんな心境でその運命を受諾したか、歴史は黙して語らない。しかし、ファラリスの雄牛の犠牲者は彼で最後となった。
 ファラリスの処刑後、雄牛は海へ破棄されたと伝えられている。
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