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アレキサンダー大王の常備軍と長槍部隊

 人間は古来より戦いに明け暮れてきた。
 自らの正義を掲げ、あるいは利益を求め、自分たちが信じる神の正義のために、あるいは人種的差別によって、敵とみなした者たちを血祭りにあげるべく、闘争の渦中に身を投じてきた。そしてそのつど、人間は敵に勝つために、戦術や戦法を編み出し、新たなる武器を開発し、新兵器を投入し、戦いの歴史を刻んできた。
 ヒッタイトがエジプトを征服するに活用した鉄製の武器、秦の始皇帝の中国大陸制覇に寄与した弩、ユーラシア大陸を蹂躙したモンゴル帝国の騎馬、弓矢を凌ぐ殺傷能力を有する鉄砲、世界最初の全面戦争では機関銃や戦車、戦闘機や潜水艦、毒ガスが開発され、続く第二次世界大戦では世界をも滅ぼす可能性を秘めた原子爆弾が開発された。人間は戦いに勝つためにテクノロジーを開発してきた。
 古代世界において、アレキサンダー大王が活用した常備軍と長槍部隊、当時の戦争形態を覆す画期的なものであった。
 アレキサンダー大王は、古代ギリシャの小国マケドニアに生まれた。幼少時代、学者のアリストテレスに学問を学び、そこで彼はギリシャ文明がいかに優れているかを知り、その優れた文明を世界に波及させたいという野心を抱くようになる。
 父王の暗殺をきっかけに、20歳の若さでマケドニアの支配者を継いだアレキサンダーは、全ギリシャへの覇を唱えんがため力を蓄える。それは常備軍の設立であり、長槍部隊の創設であった。
 当時、兵士といえば、兼農の兵士が主であった。そのため、軍事行動は休農期間におこなわれることが多かったのだが、マケドニアはいつでも戦争をおこせるよう職業軍人という制度を設けたのだ。そしてもう一つ設けたのが、5メートルを越す長い槍で武装した長槍部隊だった。前方四列が長い槍を前面に突き出し、そのまま進んで敵兵を血祭りにあげる。仲間がやられても隊列を乱すことなく進み、敵を串刺しにする。これがアレキサンダー大王の戦法だった。敵軍にとっては極めて恐ろしい敵であったに違いない。
 この戦法を駆使してアレキサンダーは、各地のギリシャ各地のポリス(都市国家)を陥落させ、攻め滅ぼし、ギリシャ世界の支配者となる。しかし、彼の野望はそこで留まらず、ギリシャの仇敵であったペルシャ帝国やエジプト、さらにはインドまで覇を唱えることになる。特にペルシャ帝国のダレイオス三世との最終決戦では、ペルシャ全土から集められた20万を越す多民族のペルシャ軍を、この長槍部隊を活用することによって撃ち破った。長槍部隊を前面に展開することで敵軍の疲弊と混乱を誘い、最後は騎馬隊の突撃によってペルシャ軍を倒したのだ。
 アレキサンダー大王は当時の世界観で世界の半分を支配するにいたり、その名を歴史に刻んだ。
 しかし、大王が30代の若さで急死した後、彼の妻子(妻はペルシャ人)は部下達の手によって暗殺され、彼の親族もまた戦争の中で殺害され、一代で築きあげた巨大帝国は蜃気楼のごとく滅亡することとなる。
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