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中世ヨーロッパのトイレ事情

17世紀、太陽王として知られるルイ14世によって建築された壮麗にして荘厳な宮殿、ヴェルサイユ宮殿は、まさに中世ヨーロッパを代表する建築物といえる。その様式美はいまなお見る者すべてを圧倒し、観光立国として屹立しているフランスの目玉の観光地のひとつとなっている。だが、見た目の美しさとは対称的に、中身は決して美しいとはいえない。
日本には古来より「玄関はその家の鏡であり、便所はその家の心である」という言葉が残されているが、ヴェルサイユ宮殿にはその「心」がなかったのだ。つまり、トイレがない宮殿なのである。
これはなにもヴェルサイユ宮殿に限ったことではない。中世ヨーロッパ全土に「トイレ」がなかった時代だからだ。戦乱に明け暮れた時代を人は「暗黒の時代」と呼ぶが、当時のヨーロッパはまさに「汚物の時代」だった。
古代ローマでは下水設備が発達し、なんと水洗トイレまで存在していたが、この優れた文明をヨーロッパ人たちは受け継がなかった。
当時のヨーロッパ人たちは「おまる」や「瓶」に用を足し、溜まるとそれを川に捨てるという生活習慣を送っていた。だが、これは教養がある家庭の話であり、多くの家庭では溜まった糞尿を窓の外から投げ捨てていたといわれている。しかも下の道を人が通っていようといまいとだ。そのため路上は糞尿に塗れ、悪臭が漂い、人々は「日傘」を差してあるかなければならなかったという。また、男性が女性をエスコートする際、男性は家側を歩くというマナーは、糞尿が空から降ってきたとき、女性が糞尿を被らないようにするためであったそうだ。フランスやポーランドでは、家の窓から糞尿を投げ捨てたら罰金という刑罰も存在していたが、人目を掻い潜って糞尿を投げ捨てていたというからマナーなんてあったもんじゃない。また、道はどこもかしこも糞尿塗れだから、雨の日は泥ではなく糞尿によって道がぬかるんでしまい、道路の端に木の板をしかなければ歩けないほどだったそうだから、当時の衛生環境が劣悪にして最悪だったことは言うまでもないだろう。想像したくもない光景だ。
さて、前述のヴェルサイユ宮殿であるが、当時のヨーロッパがどこもそんな状況なのだから宮殿の中も糞尿塗れだった。紳士も淑女も「おまる」で用を足し、糞尿をふまないためにハイヒールを履き(当時、ハイヒールは男性の履物だった)、外でも平気で用を足し(パラシュートのようなスカートは用を足す姿を隠すため)、臭気を誤魔化すために香水(衣類の洗濯は月に1度でもすれば潔癖とさえいわれていた)を身体中にふりかけて生活していたという。
こんな衛生環境ゆえ、黒死病とよばれるペストが蔓延し、多数の死者が出たのは当然といえば当然の話である。
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